コラム⑫ 妊娠と動物 [余談]
今まで、なんとはなしに読んでた箇所発見!
『源氏物語』「若菜」下巻です。
光源氏が40歳になってから、
新たに迎えた奥様「女三の宮」の妊娠記事です。
この女三の宮は、光源氏の子供を妊娠したのではなく、
実は若き青年「柏木」が寝取った結果、妊娠したんです。(←たぶんね)
で、懐妊発覚直前
女三の宮と通じてしまった柏木は、こんな夢を見るんです。
では、本文を引用しませう。
ただいささかまどろむともなき夢に、この手ならしし猫の、いとらうたげにうち鳴きて来たるを、この宮に奉らむとて、わがゐて来たるとおぼしきを、何しに奉りつらむと思ふほどに、おどろきて、いかに見えつるならむと思ふ。
うとうとしたときに見た夢で、自分がかわいがっていた猫を、女三の宮にさしあげようと思ってやって来たのだが、どうしてさしあげようと思ったのか、と不思議に思っているうちに、目が覚めて、どうしてこんな夢を見たのかと思う。
いかにも夢ってかんじの展開ですね。
猫の夢を見た、という一節があり、
続きには、女三の宮の懐妊記事がある。
ということで、
獣の夢を見ると妊娠するという説があったのではないか、と言われてます。
んな、ばかな・・・ と思いつつ、
ここで、まろは、はたと気付きました。
まろには一人、姉がいるのですが、
その姉が妊娠する前。
頻繁に、今は亡くなってしまったワンコを夢に見ていたそうな。
しかし、近頃ワンコが夢に現れなくなって悲しいと言ってた矢先、
姉は妊娠しました
こんなの迷信だろ?と思いつつも、
マジかよと笑ってしまった
『源氏物語』「若菜」下巻です。
光源氏が40歳になってから、
新たに迎えた奥様「女三の宮」の妊娠記事です。
この女三の宮は、光源氏の子供を妊娠したのではなく、
実は若き青年「柏木」が寝取った結果、妊娠したんです。(←たぶんね)
で、懐妊発覚直前
女三の宮と通じてしまった柏木は、こんな夢を見るんです。
では、本文を引用しませう。
ただいささかまどろむともなき夢に、この手ならしし猫の、いとらうたげにうち鳴きて来たるを、この宮に奉らむとて、わがゐて来たるとおぼしきを、何しに奉りつらむと思ふほどに、おどろきて、いかに見えつるならむと思ふ。
うとうとしたときに見た夢で、自分がかわいがっていた猫を、女三の宮にさしあげようと思ってやって来たのだが、どうしてさしあげようと思ったのか、と不思議に思っているうちに、目が覚めて、どうしてこんな夢を見たのかと思う。
いかにも夢ってかんじの展開ですね。
猫の夢を見た、という一節があり、
続きには、女三の宮の懐妊記事がある。
ということで、
獣の夢を見ると妊娠するという説があったのではないか、と言われてます。
んな、ばかな・・・ と思いつつ、
ここで、まろは、はたと気付きました。
まろには一人、姉がいるのですが、
その姉が妊娠する前。
頻繁に、今は亡くなってしまったワンコを夢に見ていたそうな。
しかし、近頃ワンコが夢に現れなくなって悲しいと言ってた矢先、
姉は妊娠しました
こんなの迷信だろ?と思いつつも、
マジかよと笑ってしまった
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